虫歯で歯を抜く!虫歯と言う病名ほど、解釈範囲の広い言葉はありません。欠損部位があると「どのような理由でいつ頃歯を抜いたのですか?」と必ず尋ねます。答えで多いのが虫歯です!虫歯が進むと歯を抜く、「保存できなければ抜歯」と考えるのが普通なのかも知れません。どのような状態なので、保存できないのかと言われたか尋ねます。答えが曖昧になってきます。レントゲンは見ましたかと尋ねます。レントゲン画像上での保存性可否の理由が不明ですと今後の治療方針も影響を受けます。     教科書的には抜歯適応は、歯周病・虫歯・破折・外傷などがあります。この中で虫歯の解釈が広すぎて困ります。私の大学時代は虫歯が歯肉より深く進攻していたら、抜歯適応。しばらくして歯槽骨と同レベルまで進行したら抜歯、根尖病巣の大きさで抜歯基準が変わりました(根尖病巣は治せるのかは別にして)私の研修医時代は防湿が出来るか否かで決めていました。隔壁が簡単に出来る分けで無く、抜歯宣告を疑問に思う事はありませんでした。現在は、患者さんの意思を尊重する事があります。しかし、ラバーダムは出来ませんよ。何年保存可能が不明ですよ。うずくことがありますよ。補綴物が崩れる事も、硬い物等、歯を困らせる事は禁止です。前提条件や基準を変える事に寛容な気持ちがあれば、歯は残せます。