MTAセメント治療

近年の革新的な技術材料の進歩によって天然市歯の可能性は飛躍的に高まりました。中でも、MTAセメントはそのトップに挙げられる材料です。しかし、MTAセメント自体が良い成果を上げるわけではなく、それに見合った最新の臨床技術があってこそ良い結果が得られます。

 

1.MTAセメントの性状

MTAセメントの成分は主にケイ酸三カルシイム、ケイ二酸カルシウム、石膏、酸化ビスマスです。

 

2.適応症

アメリカでは逆根管充填剤、穿孔修理や覆髄材、歯の根の先のバリヤーなど、あらゆる状況に使われていて、アメリカの臨床ではなくてはならない物と言われています。しかし、日本では覆髄治療に用いることしか認められていません。日本で他の用途でMTAセメントを使いには基本的には自費診療となります。坂詰歯科医院では、主に穿孔(パーフォレーション)修理や、歯根端切除術時の逆根管充填で使用します。

 

3.MTAセメント各メーカー

MTAセメントは様々なメーカーから販売されています。一番歴史のあるMTAセメントはデンツプライ三金から販売されているProRoot MTAです。歴史があるため、多くの実験がされており、多くのエビデンスが存在します。一番信頼性のあるMTAセメントと言えると思います。しかし、性能成分自体には信頼性はありますが、弱点も存在します。操作が困難であったり、硬化時間が長かったり、歯の変色を起こす可能性があるということです。そこで、様々な特性を持ったMTAセメントが他のメーカーから販売されます。歯の変色を抑えるのであれば、バイオMTAセメント(モリタ)、MTAプラスホワイト(茂久田)などがあります。硬化時間を短縮された、MTAアンジェラス(ヨシダ)、エンドセムMTA(ペントロンジャパン)。操作方法に選択肢を増やしたMTAプラス(茂久田)。メーカーによってさまざまな特徴があります。当院では症例によって各メーカーのMTAセメントを使い分けをします。

 

3.有効性

私がMTAセメントを使っていて、素晴らしいと思ったことは、根管治療において、今まで抜歯でしか対応できなかった歯がMTAセメントを使うことによって歯を抜かずに治せるようになったことです。これによって多くの歯を残すことが可能になり、多くの患者さんに喜んでいただきました。

 

 

MTAセメント使用例動画

 ↑歯根端切除術にMTAセメントを使用した症例です。この症例はペントロンエンドセムMTAを使用しました。歯根端切除術は歯根の先端を切断し根管内を様々な材料で封鎖します。根管内にMTAを充填を行うのですが、MTA硬化に血液の付着が邪魔をします。止血のコントロールが困難なので、できる限り硬化時間が早いMTAセメントを選択しました。ペントロンジャパンから販売されている、MTA充填器を使用してMTAセメントを充填しました。

 

穿孔(パーフォレーション)リペアでMTAセメントを使用しています。MAPシステムを使用しMTAセメントを充填しました。MTAセメントを充填後骨吸収は改善されました。

MTAセメントは根管充填にも使用します。特に根管の先端が破壊されている場合は私はMTAセメントで充填します。

 

埼玉県行田市坂詰歯科医院(熊谷,羽生,鴻巣,桶川,北本,加須,深谷,蓮田,久喜,東松山市,伊奈町,館林,太田,佐野,蕨,川口,さいたま市からも来院)が歯を抜かない根管治療(根の治療)、マイクロスコープを使った根管治療(神経の治療)、ラバーダム防湿、長く続く痛み、外科的歯内療法(歯根端切除術)、MTA治療を解説。担当Drは川口市(蕨市より)出身。MTAセメントを使った根管治療根の治療神経の治療。