ひどく進行してしまったら再生療法でしっかり治す!
歯周病で失われた歯周組織を再生して、抜歯予定の歯を延命保存することが可能になりました。
歯周病基本治療を行い、歯周ポケットから歯石や細菌を除去し、歯肉の健康を取り戻しても、失われた歯周組織は自然と元の状態に戻ることはありません。
歯周病がより重症化した部分(歯を支える骨がより多く溶けて欠損した部分)は歯周外科手術で歯茎の奥底の歯石を除去だけでは、治癒経過が良くなかったり、再発したり、歯が揺れて抜けてしまったりします。
歯周外科手術で歯石は除去できても、失われた歯を支える骨を再生することは出来ないからです。
歯周組織再生治療は失ってしまった歯を支える歯槽骨・歯根膜・セメント質・歯肉を回復させる可能性を持った外科手術です。
歯周病リスクを理解していただける事を前提に、歯周基本治療が終了し、口内清掃良好で、術後も定期健診に通うことが可能な方が適応となります。
重度歯周病・喫煙者・糖尿病・骨粗鬆症の方は基本的に適応出来ない事があります。
再生療法は時間がかかる治療ですが、「歯をなんとか残したい」と願う患者さんにとっては大きな福音となる可能性があります。安易に抜歯を行いインプラントを選択する前に、ご自身の歯を生かす再生療法を検討しては。あきらめずに、ご相談してください。
- 再生量には個人差・限界があります。
- 再生療法には適応症があります。
- 歯周再生治療は基本的に自費治療となります。
再生治療のメリット
歯を抜かずに残せる
歯の揺れが止まり、しっかり咬める
自分の歯が長持ちする
歯周病、虫歯になりにくくなる
歯茎の見た目が若く見える