当院の根管治療の症例集

当院根管治療症例集

① 精密根管治療(歯性上顎洞炎)

精密根管治療(歯性上顎洞炎)

このX線写真では、確定診断は下せなかったので、CT撮影を行いました。

 

診断名:左側歯性上顎炎

↑診断名:左側歯性上顎炎

マイクロスコープ画像

マイクロスコープ画像

マイクロスコープ画像

CT画像検査比較

 

歯性上顎洞炎によって炎症で失われた骨もほぼ元どおりになりました。

歯性上顎洞炎を歯を抜かず、痛みから解放されました。歯を痛みなく咬ませることに成功しました。

マイクロスコープを使った歯性上顎洞炎の治療  ← 文字をクリック

 

 

②下顎第一大臼歯 精密根管治療

下顎第一大臼歯 精密根管治療

この部分は、多くは穴は2つ認める場合が多いとされています。

穴の中に、神経の残骸や感染源が残っています。

マイクロスコープを使って内部を確認すると、

第三の穴が見つけることができ、

膿の原因である、第三の穴の中の感染源を除去できました。

マイクロスコープを使わなければ、第3の穴は発見するのは、不可能に近いと思います。

 

③破折ファイル除去(週刊ポストH28年8月5号掲載)

破折ファイル除去

治療中にファイルが折れてしまうことは稀にあります。

折れてしまったら歯の中にそのままおいて置く場合が多いとされています。

なぜかというとファイルをとるのはそもそも困難であるのと、

ファイル自身は体に悪影響がないからです。しかし問題なのは

今回のようにファイルが内部に存在し、根の先に膿がたまってしまったケースです。

膿の原因である根の内部の汚れを取りたいのに

ファイルが邪魔をして汚れがとれないのです。

このようなケースで痛みが出てしまった場合今までは抜歯で対応するしかありませんでした。

歯自身をとって汚れを体外に出すのです。

金属片除去

金属片除去

治療後に、根尖病変が治らず、症状が続く場合には

マイクロスコープを使った歯根端切除術を行って対応します。

④ 特徴的な根管形態の精密根管治療

特徴的な根管形態の精密根管治療

CT画像

CT画像検査

CT画像検査

通常の根管の形は、左の写真のようにシンプルな形をしています。

CT上でも、シンプルな形だと思われました。

しかし、実際マイクロスコープを使って根の内部を見てみると、

筒状の根管形態から飛び出た部分をフィンと言います

↑ 筒状の根管形態から飛び出た部分をフィンと言います。フィンはまず肉眼化では確認できないと思います。しかし、フィンの部分に感染源が多く残ってしまいます。マイクロスコープで根管内を見ればフィンの内部の感染源も確認しやすく、除去は可能です。

参考:阿部修 著 「GPのAdvanced Endontics」医歯薬出版

 

埼玉県行田市坂詰歯科医院(熊谷,羽生,鴻巣,桶川,北本,加須,深谷,蓮田,久喜,伊奈町,東松山市,館林,太田,佐野,蕨,川口,さいたま市からも来院)が歯を抜かない根管治療(根の治療)、マイクロスコープを使った保険診療の根管治療(神経の治療)、ラバーダム防湿、長く続く痛み、外科的歯内療法(歯根端切除術)、歯性上顎洞炎、フィン、MTA治療を解説。担当Drは川口市(蕨市より)出身。

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