糖尿病治療のガイドライン(治療指針)によると

糖尿病の合併症は

  1. 糖尿病網膜症
  2. 糖尿病腎
  3. 糖尿病神経障害
  4. 歯周病 歯周病⇔糖尿病には因果関係
    歯周病は糖尿病を悪化させる要因⇔歯周病治療により血糖値が下がる(糖尿病治療)
    糖尿病コントロールできると⇒歯周病の発症や進行を抑える事ができます。

健康な人であれば、体の中の免疫機構は正常な働きをし、歯周病細菌に抵抗性を示すので、歯周病の進行を多少なりとも抑えます。

糖尿病になると、歯周病菌に抵抗するはずの免疫機構に障害がでます。

  • 糖尿病患者の約半数に好中球(免疫細胞)の機能低下
  • 歯肉自体の状態が悪化(歯肉の大部分であるコラーゲンの新陳代謝の低下)
  • 血管の状態が悪化し、免疫細胞がうまく移動できない(血管基底膜の変化)

上記の事が進むと、歯を支える骨がさらに溶けやすくなったり、歯肉がただれたりします。

※内科疾患(糖尿病・菌血症・感染性心内膜炎・狭心症・心筋梗塞・脳卒中・アルツハイマー型認知症・誤嚥性肺炎・関節リウマチ)と歯周病の関連性は歯周医学として、徐々に認知されています。

※歯周病菌は全身病に関係しています。理解する気の無い医師は存在しますので、歯周病の進行度、治療の必要性等は歯科医師にご相談してください。