週刊ポスト・5弾6弾

週刊ポストの歯科記事は続いていますが、6弾目では歯科医からの反論を載せていますが、いくつかの疑問が出ました。

医療人としてのマインドが不足・・・大学教育に無い・・・経営者(理事)に利益を要求されている同級生の教授談 安い材料は詳しいよ

銀歯の解釈・・アマルガム(今年度の保険改定で消えた)充填・12%金パラインレーどちらの事なのか、アマルガムは医療保険から削除され、問題点が表面化した時のお役人の保身に

予防拡大・・・ブラック(人の名前)窩洞の基本知識・・歯科材料が(アマルガム・金箔)しか無かった時代・・・アマルガムは練成充填・金箔は積層充填・・・ブラッシングや細菌の知識が未成熟な時代国家試験に出る基本知識と言う前提条件を明確しないと、大学教育を批判されても困る。 他にも時代に合わない国試問題が多くある。

明治と平成で治療法について議論するようなものレジン材料は歯質との接着力の改善とレジン材料(耐久性)の技術革新により接着レジン世代が分かれるので、どの世代の話なのか、金属との耐久性比較より、再治療の利点に目を向けた方が良いのでは。

スペースについては樹脂含浸層を否定する考えなのか不明なので、接着の専門家からご意見を歯科用金属の否定ではなくパラ金属の否定が重要で、パラとニッケルを禁止している国がある事実 24Kの金箔充填は古代から最高級材料インレー修復の予防拡大を否定する為に健康な歯と言われているが、高貴金属の良質の材料で丁寧な調整した治療歯は歯の馴染みや硬さが最高で対合歯にも優しい。

セラミックなどは治療した歯には良い点も多いが、咬み合う対合歯にすると迷惑な程、硬い材料である。

虫歯をワザと残す・・・感染歯質と健全歯質そして、中間層(再石灰化する可能性)の鑑別 現段階ではう蝕検知液の使用で判断。しかし、染まり具合も洗浄までの時間や染色液の量で変化する。

歯質の硬度も判断材料で総合的に判断。切れる器具・切れない器具によっても差がでるので、歯科医師の経験と技量で差が出る、症例発表写真を見ても、個人差がある。しかし、歯髄に近くピンク面や露髄して出血した事を考えると、ワザとでなく手が止まることも事実。神経を残す治療は難しいです。

年齢・疼痛発現度・温度刺激・咬合痛・マイクロスコープと抗菌剤との比較は、外科と内科で治療法を議論しているようで、私も抗菌療法も使用しているので、効果は否定しませんが、目的に違和感を感じます。

予防の重要性はわかっていますが、曖昧な見解の厚労省や古い体質の審査員や、何処からとなく無言の圧力を感じ、保険からの脱却が言われているが「予防は自費」ではなく、「予防こそ保険」で、予防医療が進めば医療費総額が減ると言われているので、今回の改正で「重症化の予防」と厚労省が方向転換を始めた空気を感じますので期待します。

予防歯科は、知識・技量・経験・医院のシステムの確立が重要で、歯科医師の良心も問われる問題点もありますが、医療の体質改善が急務と思います。

 

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