歯周病治療の種類
その歯、本当に抜きますか?
少しでも多くの歯を残すための歯周病最新治療法を紹介します
各項目で詳細な治療法の説明をしていますが、生活習慣病として厚労省も認め、日常生活の改善努力をする事が歯周病の治療成果に必要とされています。
歯周基本治療と言われる「[検査 ポケット測定・出血・動揺度」・ブラッシングによるプラークコントロール」と「歯石除去・歯根面滑沢化:SRP」という患者さんから見ると「同じ事の繰返し」と思われる大変地味な地味な治療が続きます。
『検査→歯茎上歯石除去1~2回→検査・再評価→深い歯石(SRP6回)→検査・再評価→再SRP→経過期間』と厚労省が保険医療制度として決めていますので、是非、この高いハードルを越えてください。検査に始まり検査で終わり、次のステップに!
(保険医療制度は医学的根拠に基づいた制度ではなく、万人が平等に医療を受ける為の世界に誇る行政システムですが、個々により、体質や病状が異なっても考慮される事はありません)
※歯石除去とブラッシング指導を受ける事が歯周治療ですか??・・・・歯周病は改善しました? 歯石は?出血は?歯肉は?記録写真は?
※歯周病菌Pg菌について、知っていますか❓ 坂詰歯科医院では歯周病菌PCR検査機器「オルコア」で、Pg菌の有無・細菌量検査(自費)が出来ます。
生活習慣病は生活習慣の乱れが原因です。食生活の改善
「あなたが作る病気」⇔「あなたが治す病気」
※医師は生涯学習しなければならない、今持っている知識だけで10年後も医療をしていたら問題、20年前の医学知識しか持っていなかったら、それはもう犯罪に近い(某医大教授談)
歯周内科
初期・中等度の方へ:歯周基本治療を併用し、内科的(薬)療法により歯周病を改善させていきます。
内科的疾患により歯周外科が非適応の方。
歯周外科後の延命(自然脱落)・非抜歯希望の方使用する薬剤により自費診療となります。
抗生剤は出来るだけ使用しません。(副作用)
専用のマウスピースを作成し、特殊なジェルで歯周病菌を除菌します。
歯周外科
中・重度の方へ:歯周基本治療と歯周内科治療に対して,歯周病症状が改善しない治療抵抗性の高い方(治りにくい方)に、専門的な歯周外科(フラップ)治療を行います。
使用する器材薬剤により自費診療となります。
再生療法
歯周外科と併用し、歯周組織再生治療で、歯槽骨等を再生回復させ、進行した歯周病でも更に延命させられる可能性がある歯を救う最後の切り札です。
使用する器材薬剤により自費診療になります。
サプリメント
口内細菌と腸内細菌の善玉菌育成(菌活)とカンジダを抑制をして、体質改善し免疫力向上させ、治療効果を高める。
上記3療法と併用する事で、治療効果を早期に高めます。科学的根拠に基づいた医療です。自費診療
※発病しても無症状の代表が歯周病と糖尿病・肝臓病 気付いた時にはすでに重症というケースは後を絶ちません。 ※定期健診を続けて検査結果に沿った治療をしないと治りません。検査は治療ではありません。レントゲン写真・ポケット数値、出血・歯肉・噛み合わせの診断力が重要!
※虫歯は経過観察をする事もありますが、初期歯周病でも早期治療が必須です!進行するだけです!
※歯周基本治療:治療する歯を指定する患者さんがいますが、歯周治療では無意味です 口腔内は風呂桶と同じ 部分的な清掃は効果ありません。 ※歯周病が原因の口臭>>>数値化して確認する事が出来ます。歯周病と 口臭を抑制する歯科医院専用剤((プロペリ)をご紹介しています。(ほんだ式口臭治療) ※歯周病原因菌のP.g菌のPCR法検出検査(自費)が出来ます。
歯周病相談室(セカンドオピニオン)
こんな経験はございませんか?
・ 話を聞いてもらえない(要望・思い)
・レントゲン・歯周ポケット検査も無く、問題ないといわれた
・説明無く抜歯といわれた (歯周病・根管治療・破折)
坂詰歯科医院では安心して通院できる
丁寧な診療を心がけています
歯周病を年寄りの病気と思っていませんか?
小・中学校で虫歯教育はしていますが、歯周病教育は皆無で、リンゴと出血の連想から血が出ないからと早期発見を遅らせ、手遅れになっている方が多くいます
JIADSぺリオプログラム修了医
JIADSスターディーグループ所属
日本顕微鏡学会認定医(132号)
歯周病は症状無く進む恐ろしい病気です!今までお口のトラブルが無かった方も 下記に当てはまる事が有れば一度歯科を受診される事をおすすめします!
自信が有るのには理由が有ります
1. 高性能な診断機器
2. 様々な角度からのアプローチ
歯周病の原因は1つでは有りません。
歯周病細菌の繁殖・・・・細菌からの毒素
歯垢、バイオフィルム・・・歯肉炎、ポケット進行
噛み合わせアンバランス・・・・歯の動揺、骨吸収、過剰な力(歯ぎしり)
食生活、睡眠不足、ストレス、生活リズムの乱れ・・・免疫力(抵抗力)の低下
内科的疾患・・・・・糖尿病・ホルモンバランス 内科専門医も認めた
※根管治療⇒根尖病巣(根の先の膿袋)の治療 精度の高い再治療が必要です!
当院では各担当が歯周病の原因にアプローチをします!
3. 一人一人に合わせたホームケアアドバイス
歯磨きの目的:口腔内清掃と歯肉マッサージ
口腔内細菌の活動を抑制するので、歯周病の予防、虫歯予防 口臭予防
磨き残しがあると清潔に保てない
治療につなげるには「きちんと」本気で
歯肉マッサージ:血液の流れを促進し口腔内細菌による日和見感染防止 (体の抵抗力と細菌の相対関係で感染)を予防
セルフケア:歯磨き(口腔清掃)食生活の改善 悪習慣の改善 バランスの取れた食事 睡眠 定期健診 メンテナンス
プロフェッショナル:機械を用いた歯のクリーニング ブラッシング指導 保健指導 食事指導
歯周病の予防・治療のために:歯磨きを長続きさせる工夫を共に考える
※ 部屋掃除は時間をかけるときれいになる。
※唾液の効果を知る。
検査の重要性!
検査をして治療方針を決める・・・・医療人として常識です。病院だけではありません。歯科医院でも検査をします!
検査で何がわかるのか。
歯周ポケット検査・・・歯周病の進行度と歯茎の炎症状態/骨の吸収度 出血の有無(全歯数・ポケット測定)
プラーク付着状態・・・歯垢の付いている部位や歯の汚れ具合 ブラッシング下手
揺れ(動揺度) ・・・歯を支える歯槽骨等の組織状態(緩み)どの方向に動くか
レントゲン撮影 ・・・歯槽骨欠損形態を二次元画像で評価する 現在は進歩して、CTによる三次元骨欠損画像診断(歯を支える骨を立体的に診断)が常識に
歯のすり減り度 ・・・食いしばり、力のコントロール 悪習癖
進行度の判断はポケットの深さと歯槽骨の吸収具合と出血
坂詰歯科医院では、さらに
位相差顕微鏡で口腔内細菌活動性評価・・・細菌感染が主原因で歯周病になります。 希望者には口腔内乾燥状態や唾液量測定(唾液減少は口腔内環境を悪化させます) 口臭測定も必要に応じて行います。
※ 「癖」「食事」「ストレス」「生活環境」「内科疾患:糖尿病」・・・歯周病を進行させる原因は多数あります ※ 根尖病巣(膿の袋)・感染根管・不良補綴物・・・・歯周病治療を更に難しくする歯科疾患です。
歯周病治療は歯科医院の総合力
『歯周病は治りません!!』と言われた事はありませんか?
奥歯などがグラグラする状態で『これから1本ずつ無くなっていきます』と言われ
諦めていませんでしたか?
「残せる歯はできるだけ残したい」その気持ち分かります。
国民の80%が歯周病と言われているこの時代・・・※歯周病治療は歯科医院の考え方により大きな認識差が出る分野です。疑問を感じたら気軽に相談してください
私たちは歯周病のスペシャリストです
坂詰歯科医院は歯周病治療は歯科医院の総合力と考え
院長は歯周内科治療・口臭治療 口腔乾燥症 歯周病用義歯(動揺)
副院長は歯周外科治療・歯周再生治療 根管治療 歯周補綴(歯周病は補綴が大事)
矯正担当医は清掃性向上・咬合力負担軽減・噛合せ改善として歯周歯列矯正を
薬剤師(受付兼務)は免疫力向上サプリメント・漢方薬アドバイスを
衛生士、栄養士からは位相差顕微鏡にて口腔内細菌を供覧し、患者さん一人一人に合わせたブラッシング指導と食生活改善指導(糖尿病)も行っています。
詳しくはこちらから
機能回復歯周補綴治療
歯周病治療終了後は補綴物による機能回復処置後→長期メンテナンスに入ります。 ・歯周組織保護を考慮し、清掃性や機能時に生じる応力の配分を特に重視して行う補綴処置 ・歯周補綴は高度な歯周組織の破壊の結果、歯の動揺が起こり、二次性の咬合性外傷を併発し、そのままでは咬合の安定が得られない状態で、連結固定を必要としているケース 「全顎にわたる連結を必要とする場合もある」と定義されています。 ※支台歯の支持骨の吸収が大きく、動揺度が増加し、補綴物により連結しなければ、正常な咀嚼機能が営めない状態に対して、歯周環境の整備、安定した咬合、咀嚼機能の回復を図る総合的治療です
- 弱っている歯牙に合わせた補綴物や動揺している歯同士の連結で強化
- 歯肉に接する修復材料は汚れやすいので歯垢が付きにくい生体親和性材料選択(予後を左右します)
- 咬合力負担の少ない適度な硬度を有する素材が重要となります。 ※ストレス対策として夜間マウスピースを併用することもあります。義歯を使用している場合は夜間も装着していただきます。