正しい歯のお手入れについて
正しい歯磨きとは
2008年に放送されたテレビ朝日のたけしの本当は怖い過程の医学で間違った歯磨きで知覚過敏などになる可能性があるという身近なテーマが放送されました。
ではいったい正しい歯磨きとはどのように行うのでしょうか?また正しい歯磨きをしないとどうなってしまうのでしょうか?
普段の歯磨きは正しい歯磨きではない
みなさん歯磨きは毎食後行っていると思いますが、歯磨きのしすぎは正しい歯磨きとは言えません。
例)
- 歯をキレイにしたい
- 虫歯を作りたくないと思うあまり、何かを食べるたびに歯磨き。
- 歯を白くしたいからといってお茶やコーヒーなど着色しそうな飲み物を飲んでは歯が白くなるという歯磨き剤で歯磨き。
- 歯ブラシが1~2週間でだめになってしまう。
知覚過敏などの原因に
このような歯磨きの仕方をしている方はいないでしょうか。お口の中をきれいにするということはとても良いことなのですが、このようにやりすぎることは良くありません。例にあげたような歯磨きを続けると、知覚過敏や歯髄炎になってしまいます。
歯髄炎→ウィキペディアの説明
歯を白くする歯磨き剤には研磨剤が入っています。
やりすぎは歯茎に傷が
そのため、強い力で何度も歯磨きを続けていくと、歯ぐきが傷ついたり、同じところに何度も歯ブラシの先が当たるとその部分の歯ぐきが下がったりします。
そのため、歯の根っこの象牙質がでてきて知覚過敏の症状が出たり、歯茎に炎症が起こり歯髄炎になったりします。
正しい歯磨きをするにはどうしたらよいのでしょうか?
1.歯ブラシの硬さ
- 歯肉炎や歯周病の方は柔らかめ
- 歯の汚れや、タバコのヤニなどを落としてスッキリしたい方は硬め
- 通常の歯磨きは普通の硬さ
2.歯ブラシの持ち方
歯ブラシは鉛筆を持つような持ち方で、軽くもって下さい。
ただ歯ブラシを握った状態の持ち方で歯磨きを行うと、力が入ってしまいます。
歯の汚れは力強く磨いたからといって落ちるわけではありません。軽いタッチで一本一本細かく磨くようにしましょう。
3.歯磨き剤の量
歯磨き剤は大量につかわなくても、少量で効果があります。歯ブラシの3分の1程度で大丈夫です。
また、歯磨き剤には虫歯の進行を抑制する作用のあるフッ素が配合されたものもあります。そのため、口をゆすぐ時は効果を得るために1.2回ゆすぐ程度でいいでしょう。
みなさんは正しい歯磨きできていましたか?