ガイドラインと名誉
実験をしていると自分の思いの方向にデーターがまとまることは良くあるのですが、下っ端の研究は表に出る前に、先輩に指摘され、消え去りますが、実績のある研究者ですと、チェックが甘いので!
講演会で聞きました。
「黒マウスの背中に別の白マウスの皮膚を移植した実験で、マウスが元気に動き回って当時の免疫移植界ではビッグニュースでしたが、後ほど白マウスに黒色ペンキを塗った事がわかりました。」
実績や地位があると 誰の疑わずに!
このような研究から薬やガイドラインが作られたりしますが、イギリスでは先ごろ訂正されましたが、毎年1万人は死んでいたと驚く内容でした。いつもの事ですが、日本でも世界に遅れましたが、ガイドラインを訂正しました。どの学会(社会組織)でも声の大きい方(ボス)は必ずいるもので・・・・・ガイドラインの文言修正は大変です。