床矯正研究会に参加してきました
2015.9.27
今回は、早期治療の大切さがテーマでした。
糸切り歯が萌えるまでの叢生(ガタガタの歯並び)では、問題は前歯に限局します。糸切り歯が萌えて来ると、顎の成長に限界が生じてくるので治療も複雑化してきますが、前歯だけの問題であれば、治療も簡便になります。
もちろん、全ての人が同じではなく、虫歯などで奥の歯を早くに抜歯した場合は簡単にとはいきません。しかし、顎の成長を期待できる小学校低学年頃から矯正をすることで、歯を抜く矯正になるリスクも下げることができます。
また、約60%のお子さんは歯が正しく並ぶ顎に発育するといわれています。では、残りの40%のお子さんはなぜ、顎が発育しなかったのでしょうか?
現在の歯列は今までの機能の結果です。理由は様々ですが、お口周りの筋肉の使い方、食事のとり方など、正しい口腔機能を習得することで、正しい歯列に誘導・維持することができます。
坂詰歯科医院では正しい機能を習得するための訓練や姿勢・食育についても指導しています。うちの子は大丈夫?と思ったら一度ご相談ください。
歯科医師:松田祐理恵